この記事では、COMMENCAL META AM 29 2021年モデルをバラ完する際に必要となる各所の寸法や規格などについてまとめたいと思います。
COMMENCAL META AM 29 2021でのバラ完を考えている方、完成車のカスタマイズを検討中の方、有効活用していただけるとありがたいです。
1.ヘッドの規格
まずはヘッド。
テーパードフォークを使用するため、上下のサイズが違ってきます。


上は内径が44mmなのでZS44を、下は内径が56mmなのでZS56を使用します。
2.シェル幅

お次はシェル幅。
シェル幅は使用するBBを決定する際に必要となる値ですが、このフレームのシェル幅は92mm。
そして、BBの取り付け方式はねじ切りではなくプレスフィットです。
なので、シマノのBB92やスラムdubのPF92など、シェル幅92mmのプレスフィットBBを使用しましょう。
3.シートポスト・シートクランプ


シートポスト径は34.9mmと極太。
それにフレームの厚みが加わり、使用するシートクランプの径は39.8mmです。
しかし、この39.8mmのシートクランプが中々見つからないので皆さん頑張って探してみてください笑
ちなみに私は、メルカリに出品されていたDAHONのものを使用しました。
4.チェーンガード取り付け部

お次はチェックガードの取り付け部分。
取付穴と取付穴の間が55.92mm(細けぇ….w)なので、ISCG 05規格です。
ちなみに、間が47.79(また細けぇ…)の場合はISCG 03となります。
5.リアショック取付部
お次はフルサスの代名詞であるリアショックの取り付け部分。
各項目に分けてご紹介していきます。
・リアショックサイズ

リアショックのサイズはメーカー指定で230×62.5mmです。
なので上の写真に示されている部分の長さが230mmのものを選びましょう。
この値は、前の値がショック取付部から反対側の取り付け部の長さ(230mm)、後ろの値がストローク量(62.5mm)です。
・リアショックレデューサー
レデューサーは取り付け部の上下でサイズが異なります。


トップチューブ側は幅20mm、チェーンステー側は幅12mmです。
ですが、フレームに12mmのレデューサーが付属しているので、新たに購入すべきなのは20mmのみです。
しかし!!
この付属しているレデューサーが中々の曲者でして、リアショックのDUを取り外さなければ取付ができません。
なので、ショップに持ち込んで作業してもらうか、専用の工具を購入して作業をしましょう。

それに加えて、リアショックを固定するボルトの径が10mmあるので、その辺も加味してレデューサー選びを進めて見てください。